井上歯科医院 井上先生
今回は東京都羽村市の「井上歯科医院」院長 井上先生にお話を伺いました。
育てる歯科医療
井上歯科医院の特徴や雰囲気を教えてください。
当医院は基本的には全てお子さん目線での医院設計をしています。
お子さんが診療室に入ってから迷わないように、床や壁、ユニットから前掛けまでスペースごとに色分けしています。
そうする事で、「青色の席に行ってね。とか黄色の席に行ってね。」といった形で迷わずに誘導することができるんですよ。医院外観からでも色分けがわかるようになってます(笑)
洗面台もお子さんが手を洗いやすいように通常の洗面台よりもかなり低い位置に設置しています。
小さな事の積み重ねですが、常に子供目線で使いやすい医院作りを心掛けています。
治療していて昔と今で何か違いはありますか?
虫歯の数が全然違いますね。
昔の方が圧倒的に多かったです。
私も小児歯科に携わって長いですが、昔は一般的に歯に対する意識が低く、虫歯を削る毎日でしたね。
その時代と比べると虫歯の数はかなり減りましたが、
その分今度は症状の軽度・重度の差が開いてしまった側面があります。とはいえ、今は全体的に歯に対する意識も高まってきていますし、当院でも治療後のメンテナンスや予防を推奨することで虫歯や歯周疾患にならないための環境作りをしています。予防専用の予防診療室(ユニット2台)もありますので、みなさんも痛くなったから歯医者へ子供を連れて行くのではなく、虫歯にならないために歯医者さんへ連れて行ってあげてほしいですね。
メリット・デメリットを
理解納得していただいた上での治療を
治療の際に大切にしていることは何ですか?
カウンセリングと説明ですね。
痛いから単に「すぐ削りましょう、詰めましょう」といった診療スタイルは取っていません。
どういった症状なのか?どういった治療が必要なのか?そういった情報を提示せずに診療してしまうのは、患者さんにとっては不安な事だと思うんですよ。
なので、患者さんにはしっかり情報を与えて最良の治療を受けてもらうために、Aという方法とBという方法といったように必ず複数の選択肢、メリット・デメリットを提示しています。
患者さん本人に理解納得していただいた上で治療を進めていきますので、安心して診療に望んでいただいてまます。
患者様に向けてメッセージをお願いします。
歯科医療の目的は疾病を治療することばかりでなく疾病を予防しなくすことです。
子供の虫歯をそのまま放置すると、その後の発育にも影響を与える場合が多々あります。
実際成長過程にある子供に虫歯があると仮定し、逆側の歯のみで食べ物を噛み続けた場合どうなると思いますか?
そちらの顎ばかり成長していき、顎の形に歪みが生じることにより噛み合わせがおかしくなったり、背骨が歪んだりするケースもあります。
小児歯科に限った事ではありませんが、ただの虫歯と侮らずにできてしまった虫歯はすぐに治療し、その後の成育を見据えて虫歯に極力ならないように予防を心掛けてください。
医院データ
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平日
土09:30~12:30/14:30~18:30
08:50~12:30/14:30~17:00休診日 日・祝祭日 - 医院情報
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