桜山デンタルクリニック　伊藤先生

暖かい医院というか、みなさんに気軽にお越しいただける場所でありたいと思っていますね。医院自体も暖かみのあるオレンジを基調に、親しみやすい雰囲気を意識しました。

歯医者というとどうしても「怖い」というイメージをお持ちの方が多いと思うんです。でも、本当はそうじゃないんですよね。習い事に行くような感覚で通える――そういう場所であるべきだと思っています。

だから、スタッフと患者さんの距離には特に気をつかっています。やっぱり、コミュニケーションが第一ですから。

お母さんの診療中に、スタッフがお子さんの面倒をみているなんてことも、よくありますよ。

患者さんに治療についてしっかり納得していただく。そのことを何よりも大切にしています。保険の治療も自費の治療も、対応できる選択肢をすべてご説明したうえで、内容的にも経済的にもご納得いただいてから治療を行っています。

それは、たとえ小さな虫歯の治療でも同じです。ご希望があれば、口腔内写真を撮って丁寧にご説明しますし、もちろん患者さんが望まない治療を無理におすすめすることはありません。

患者さんにとって最適な治療を一緒になって探していく姿勢を、常に大切にしていますね。

ある患者さんが、5年以上通い続けていただいてやっと治療が完了した、ということがありました。そのときにいただいた「よく噛めるようになった」という言葉は、今でも忘れられないですね。

ちなみにその患者さんは今も定期検診にお越しいただいていて、当院でしっかりとお口の健康をお守りさせていただいています。

歯科治療は掛け算ではなく足し算だという話があります。日々の勉強や、患者さんとのやりとりのなかで、技術や知識をどんどん積み重ねていくものなんですね。

私自身、勉強会にも積極的に参加し、毎日の診療のなかでも常に研鑽を重ねることを心がけています。そのうえで、患者さん目線での診療を大切に、信頼をいただける歯科医院をつくっていきたいと思っています。

歯医者に敷居の高さを感じている方もいると思いますが、どうぞ一度、お気軽にご来院ください。一緒に、お口の健康について考えてみましょう。