治療前に要チェック!

歯科医院で最初に確認すべきポイントは?

これから歯科医院に通おうと考えている方、現在通っている歯科医院の良し悪しを判断したい方へ、歯医者さんが語る「失敗しない歯科医院の選び方」をご紹介します。以下のようなポイントに注意して歯科医院を見てみましょう。

治療方針・方法の説明は?

自分がどんな治療を、どんな進め方で受けるのか……はっきりわからなければ不安ですよね? 何もわからないまま任せているだけでは、望まない治療をされたり、あとで高額な治療費を請求されたりすることもあるかもしれません。

チェックポイント!

「何を治療するために、どんな方法で、どうやって進めていくのか」……これを説明しない歯科医院は避けるようにしましょう。歯科医院は医療機関としてこれらの説明を正確に行わなければなりません。

衛生管理はしっかりしている?

滅菌していない診療器具を使用すると、院内感染などを引き起こす恐れがあります。医療機関の衛生管理の徹底が叫ばれている現代において、適切な滅菌処置もせずに診療を行っている歯科医院は選ぶべきではありません。

チェックポイント!

患者さんの健康を考えて器具に気を配っている歯科医院では、器具の滅菌はもちろんのこと、コップやエプロンなどを使い捨てにしたり、必ず医師や歯科衛生士がゴム手袋を着用したりしているはずです。そういった衛生管理がない医院は危険だと判断すべきでしょう。

誰がカウンセリングをしている?

適切な治療のために何より重要なのは、治療前のカウンセリングです。当然のことですが、治療法を決定するには専門的な知識が必要。そのため、カウンセリングを行うのは歯科医師であることが必須です。

チェックポイント!

歯科医師が患者さん一人ひとりにきちんと対応しているかを確認しましょう。医院によっては、実際に治療を行うわけではない歯科衛生士が簡単に質問をするだけ、ということも……。そんな医院は問題ありです。

自費診療ばかりすすめられないか

「自費診療」とは、健康保険のきかない治療のことです。自費診療を選べば機能や見た目、使い心地のいい素材を使った高度な治療を受けることができますが、治療費が高額になり、治療期間が長期にわたることが多々あります。

医院によっては「長持ちする」という理由だけで患者さんが希望しなくても自費診療ばかりをすすめることもあるようです。その場合、治療は単なる「金儲け」の道具になってしまいます。

チェックポイント!

自費診療をすすめられた際に、治療の概要や費用、メリットやデメリットまで伝えてくれるかどうかを確かめましょう。もちろん、保険診療で対応する案も出して比較検討させてくれることが大切です。自費以外に選択肢を与えてくれない歯科医院は要注意です。

よい歯科医院の条件