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別部オーラルヘルスケア&クリニック

『デンタルドック』は健康で高いQOLの生涯を送りたい方に必要な検査です。

お口やお顔の健康や美しさは、病気や悪くなってから対処するのでは間に合わないのです。口腔の病変は病気に かかってからでは100%元へ戻ることができない場合が多いからです (図1,2)。

 
 
被せものなどして治した部分も、永久的に維持出来るわけではありません。   むし歯になったことがある歯の数と、生涯で失ってしまう歯の数は比例しています。
口腔2大疾患の「歯周病」、「う蝕」、そして3つめの疾患といわれる「顎関節症」 もコントロール可能な生活習慣病です。
生活習慣病の「がん」などのために人間ドックを受けることが一般的ですね。それの歯科版だとイメージすれば「デンタルドック」は分かりやすいでしょう。
デンタルドックは単に、お口の中の症状や病変のみに目を向けているわけではなく、広く頭頚部全体の情報を集め、頭とお顔を構成する臓器や成分のすべての健康を 対象としています。
例えば、お顔のバランス(美しさ)を見ようとする場合は、お顔を構成するすべての骨・顎関節・筋肉・神経・粘膜・皮膚・結合組織・血管や 受容器・臓器の性状やなどの健康状態を詳しく調べなければなりません。その情報収集は、口腔、顎関節、顎顔面、頭頚部全体に及ぶ基礎資料がドックの 対象となります。特に、顎と口、歯・歯肉・骨の情報は詳しく集めます。
デンタルドックは2時間程度で受けられ、2日後に結果の出る一般的なものから、 より複雑な問題がある場合にはそれに対応するため2週間程度かかるものまで、その内容や範囲により色々な種類がありますので、受けるときによく相談してください。
人間にとって下顔面の顎口腔は、鼻腔(呼吸による空気中の20.9%の酸素の取り入れ口)と共にホモサピエンスが生きていくために必要な食事によるエネルギーを取り入れるための入り口であり、また、個体発生的にも身体機能を一手にコントロールしている脳の表現器官なので、非常に重要な器官だと認識されています。

また、細菌性心内膜炎やバージャー病の原因の細菌が、歯周病やむし歯関連菌だということはよく知られています。
だから、顎顔面を正常に保つということは、単に顎や口腔の健康のみならず、頭部、頸部、ひいては身体全体の健康を維持・管理することにも深く関わっています。

そしてその健康の維持は、そのまま人間の健康の質(QOL:クオリティーオブライフ)の維持につながります。

しかし、あまりに当たり前の器官なので、普段の口腔細菌に対するお手入れがされないか、時間がなく面倒くさいという理由でかなりないがしろにされやすいところでもあります。

『デンタルドック』は、生涯のQOL向上、維持・管理の入口なのです。
狭い意味での「デンタルドック」とは、一般に歯科のみの検査のことを言います。

特に顎口腔機能(顎関節、歯と歯肉、発音、嚥下、味覚)を中心として検査をするドック です。

その検査の流れとしては、
まず患者様の主な訴え、全身的既往歴家族歴歯科的既往歴アレルギー出血傾向などを調べ、

次にいわゆる生活習慣として、MIインデックス、喫煙習慣、飲酒習慣などの嗜好性、口呼吸などの呼吸状態の量・質・回数・時間、偏食傾向などの食習慣(エネルギーの取り入れ)、趣味、得意分野、性格、血液型や特技、運動(エネルギーの消費)の量・質・習慣、睡眠の量と質などを調べ、

そして精神的傾向や脳神経疾患の状態などを問診しながら記録します。
 
個人情報保護法に配慮した問診表(全身状態を把握する)

次に以下の5項目の基礎資料を収集します。

(1)顎顔面の審美にかかわる資料。
(2)歯と歯並びの状態と質の資料。
(3)歯周病、口腔軟組織疾患の資料。
(4)顎関節と噛み合わせの状態の資料。
(5)精神的な側面の資料。

こうしたいわゆる歯科的な検査を行うのが狭い意味での「デンタルドック」です。
広い意味での「デンタルドック」には、生涯高いQOLを保って生きていくために必要な色々な頭頚部の検査も含まれます。

実生活の健康(生活習慣病予防)に即した、主に顎顔面(お顔、顎、お口)の検査で、実際の顎・口腔の診療に必要なものです。

この「デンタルドック」は、その対象とする機能や範囲で大きく2つにわけることが出来ます。
 
1つ目は、「頭頚部ドック」と位置づけるものです。このドックは首から上全体の問題点を探る ドックです。
より広範囲なドックなので、医科との連携を必要とする内容が多くあります。

2つ目は「顎顔面ドック」と呼ばれるものです。
このドックは、狭い意味の「デンタルドック」に加えて、お顔〔構成成分・見た目の美しさ・バランス・呼吸など〕全体を詳しく検査するドックです。
「顎顔面ドック」は、お顔全体のやバランスを見なければならない審美的主訴がある場合や、お顔に対する口の付き位置や形の問題、笑ったときの歯と歯茎の見え具合など、お顔全体や口のアンバランスの主訴があったり、問題がある場合に検査します。
これまでに説明してきた「デンタルドック」において必要な検査項目は以下のものです。
問診表を使用して行います。ここでは、何よりもまず患者様の主訴とバックグラウンドを把握することが大切です。そのことによって患者様の生活習慣を詳しく知ることが出来るためです。
その生活習慣を認識した上で、患者様一人一人に合わせた治療計画を立てていきます。

唾液検査では、検査キットを使用して次の4項目の検査をします。

1.唾液中のむし歯原因菌の量
2.むし歯の進行を促す菌の量
3.唾液の緩衝能(唾液がむし歯から歯周病から歯を守る力)
4.唾液の流出量

まず、レントゲンや視診で丁寧に検査をします。  
しかし、むし歯の中でも穴の開いていないものはそれらの検査では見つけることができません。  
そこでレーザーを使ったむし歯診断機器(ダイアグノデント)を使用し、穴の開く前のむし歯を診断していきます。
歯の位置、噛み合わせや対合関係、口腔の構造、歯肉の状態などを石膏模型にして記録します。  
それを個人の顎の計測に従って、咬み合わせを診断する咬合器に付着して、一人一人の咬み合わせの状態の問題を記録します。
個人の情報を記録した模型を診断用咬合器につけたもの

歯並び、むし歯、詰め物・被せ物の状態、歯槽膿漏の影響を受けた歯の周囲の骨の状態を一本一本細かく撮影し審査します。

インプラントと歯の関係、歯槽膿漏の関係がわかります。

上顎、下顎の状態を一度に見ます。
下顔面・顎の全体像、左右の顎の関節の状態、歯と骨の関係の全体像を見ます。

 
 
お顔の状態や変化、口の中の歯茎や歯の状態、詰め物や被せ物の 状態と変化を記録します。
特別な器具(プローブ)を使用して、歯周病の状態を調べ、ポケットの深さ、性状、出血部位を調べ、細菌の活動状況を記録します。
歯周ポケットの深さを調べます
一本一本の歯の咬み合わせが歯を揺らしているかどうかを調べます。  
歯の揺れがあったり、咬み合わせの接触が悪いと歯周病が進行します。
口腔内の細菌の付着状態や性状を調べ、細菌環境や衛生状況を記録します。
アトラス歯周病の細菌学(クインテッセンス出版より)
顕微鏡により歯周ポケット内の細菌を調べたり、嫌気性培養を検査会社に依頼して菌の同定をします。  
また直接プラークを採取して、自分の生きている菌の状態を見ることができます。
 
 
噛み合わせの異常や筋の圧痛、頭痛、肩こり・首のこり、噛み合わせのガイドなどを記録し診査・診断します。
 
自覚症状、潜在症状、などの検査をします。そして自分自身の感じ方や治癒の状態を記録します。
顎の模型を検査機器にセットします。
 
記録用紙に記録します。
体が本来望む噛み合わせ(生理的咬み合わせ)と普段噛んでいる噛み合わせ(習慣位)とのズレを半調節性咬合器と模型を使って、記録紙に記録します。
コーンビームCT検査(放射線量の少なく、情報量が多いCT)。
三次元ソフトで立体的に頭頚部の状態、顎関節の状態、骨の3次元的状態・密度、インプラントの埋入条件、DENS-舌骨関係、顔面皮膚の外形など多量の情報を見ることができます。
お口の中の金属がアレルギーの原因と疑われる場合に検査します。
遺伝子の問題が疑われる場合に検査します。
デンタルドックの目的は、患者さんが抱えている問題点を抽出し、それらを段階的に、いつ、どのような順番で環境改善をして、その結果を再評価し、健康改善するために、どの専門分野が、いつの段階で、どのように責任を持って治療を推し進めていったらよいのかの経時的、段階的な治療計画を立案することです。
言いかえれば、デンタルドックは、包括的な診断・治療計画の立案を行うためにどうしても必要な情報収集なのです。
健康とQOLの改善を目的として、口腔全体治療を希望される患者さんに総合的な治療を行うために、これらの検査を行うのです。

医療側は検査で得られた基礎資料を分析し、そこから問題点を抽出し、最良の治療計画を立案しそれを患者さんに説明・提示し、カウンセリングを行い、ご相談の上「治療のゴール」を設定してご理解をいただいた上(インフォームドコンセント)で治療(患者さんとの協力医療)に入っていきます。

別部オーラルヘルスケア&クリニックでは、これらの検査を、単に歯科的な範疇にとどまらないという意味を込めて「オーラルヘルスドック」と呼んでいます。  
何度も繰り返しますが、この検査は歯科的な健康のためだけのものではありません。
人生をより健康的に送ることが出きる様にするための検査です。
是非一度当院へいらして、この検査を受けてみてはいかがでしょう。
 
 
顕微鏡を使うことによって口の中の細かい部分まで調べることが出来ます。
またモニターが設置されているので、患者様も自分の口の中の状態が確認できます。
 
 
ダイアグノデントというレーザー診断機を使ってむし歯の進行具合をチェックします。
測定器の先端を患部に当てると0〜99の数値で進行度を表してくれます。数値が30以下だとブラッシングやフッ素などで再石灰化が可能なのですが、30以上だと治療が必要だということを意味しています。
自分のむし歯の具合を数値で確認することが出来るので、検査を受けてる側としては、非常にわかりやすく、安心できる器械だと思います。
 
私は、自分の歯の丈夫さに関してはずっと自信を持っていました。最近6年間は歯医者さんに行ったことすらありませんでした。
そんな中で今回簡単にデンタルドックを受けさせて頂いたのですが、衝撃の結果が出てしまいました。
歯茎はゴシゴシ磨きの影響で磨り減り、2〜3ミリ歯根が露出してしまっていました。自分では自覚していなかった歯軋りの影響で、歯自体が磨り減ってしまっていました。歯の表面は綺麗に見えていたのですが、その裏側がとても汚れてしまっていました。
そして何より衝撃的だったのは、ダイアグノデントによるレーザー診断で、むし歯の進行具合の数値で85を叩き出してしまったことです。数値が30以上で治療が必要だというのに、85以上を叩き出してしまったというこの現実は非常に厳しいものでした。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれていますが、今回の取材で、口の中というのもある種沈黙の器官なのではないかということを感じました。むし歯や歯周病も違和感を感じたときにはかなり進行してしまっている状態です。なにせむし歯進行度で85を叩き出した私ですら、自覚症状はほとんどなかったのですから。
世の中には私のように自分の歯や口の中の状態に関して、自信を持っている方は多いと思います。むし歯や歯周病は自分には関係ないと思っている方も多いかと思います。
しかし、その自信は根拠が全く無いものかも知れません。知らず知らずのうちにむし歯が進行してしまっているかもしれません。
そうなることを防ぐためにも、デンタルドックを1度受けてみることをお勧めします。自分の健康に対する自信は失ってしまうかもしれませんが、その代わりに「予防に対する意識」というかけがえのないものを手に入れることが出来るはずです。

医院名 別部オーラルヘルスケア
&クリニック
最寄り駅 営団地下鉄 日本橋駅
B1出口 徒歩1分
JR線 東京駅 八重洲口下車、
徒歩3分
住所 東京都中央区日本橋3-2-6 岩上ビル3F
TEL 03-3270-0118
診療時間 平日 10:00 〜 13:00 /
    14:00 〜 18:00
休診日
日曜・祝祭日・木曜又は土曜
 

【第2回】 メタボリックシンドローム
【第3回】 MI
【第4回】 かみ合わせ
【第5回】 デンタルドック
【第6回】 矯正歯科治療
 
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